海外展開するぶどう園
先駆者の精神
シャンパーニュ地方での起業、独自のスタイルの確立、海外進出、現代アートや美食とのコラボまで、テタンジェは常に、その開拓者精神を発揮してきました。1980年代、カリフォルニアのナパバレーの中心部にドメーヌ・カーネロスを作ったのもこの精神があったからでしょう。ここでは、シャンパーニュ地方でのピノ・ノワールとシャルドネのブレンドと同じ製法を使って「アメリカンスパークリングワイン」を醸造し、大西洋の向こう側で高い人気を誇りました。近年になってからは2017年に、イギリス、ケント州に30ヘクタールの土地を購入し、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを植樹。イギリスにヴィンヤードを開園したシャンパーニュメーカーは、テタンジェが世界初です。スパークリングワイン第1号は2024年以降になる見込みですが、未来につなぐテタンジェの伝説はすでに作られているのです。